自動車整備の請求書テンプレートは無料で手に入る?エクセル様式とインボイス対応の書き方

自動車整備 請求書 エクセル 無料」で探すと、テンプレートは数多く見つかります。ただし整備の請求書は一般的な請求書と構造が違うため、汎用テンプレートをそのまま使うと消費税額が合わなくなります。ここでは整備請求書に固有の書き方を整理します。

整備の請求書が一般の請求書と違う3つの点

① 工賃と部品代を分ける

整備売上は「技術料(工賃)」と「部品・油脂類」で構成されます。まとめて1行にすると、お客様から内訳を問われたときに答えられません。工賃はレバレート×作業時間、部品は品名・数量・単価で行を分けるのが基本です。

② 法定費用は課税対象外

自賠責保険料、自動車重量税、検査手数料(印紙代)、リサイクル預託金は消費税の課税対象外です。課税分と同じ欄に混ぜて10%を掛けると、その分だけ請求額が過大になります。「課税対象額」と「非課税・不課税の預り金」を必ず別ブロックにしてください。

③ 車両を特定する情報が要る

整備請求書は「どの車に何をしたか」の記録も兼ねます。車名・登録番号・車台番号・入庫時の走行距離を記載しておくと、後年の整備履歴の照会や、点検整備記録簿との突き合わせに使えます。

整備請求書に必ず入れる項目

  1. 請求先(お客様の氏名・会社名)
  2. 発行者(自社名・住所・電話番号)
  3. 発行日・請求書番号
  4. 車両情報(車名/登録番号/車台番号/走行距離)
  5. 整備項目ごとの工賃
  6. 部品・油脂類の品名・数量・単価
  7. 法定費用(自賠責・重量税・印紙・リサイクル)※課税対象外として区分
  8. 税率ごとの対価の額と消費税額
  9. 支払期日・振込先

インボイス(適格請求書)で追加になる3項目

追加項目内容
登録番号「T+13桁」の適格請求書発行事業者登録番号。自社名の近くに記載する
税率ごとに区分した対価の額10%対象・8%対象それぞれの合計(税抜または税込)
税率ごとに区分した消費税額端数処理は1つの請求書につき税率ごとに1回まで

無料テンプレートを拾ったら必ず確認すること
配布されているエクセルの整備請求書テンプレートは、インボイス制度の開始前に作られたものが今も多く出回っています。登録番号欄があるか税率ごとの区分集計になっているかの2点が無いテンプレートは、そのままでは適格請求書として使えません。ダウンロード後に自分で欄を足す必要があります。

エクセル運用で起きやすい事故

  • ファイルの版が増える——「請求書_最新_修正版2」が並び、どれが正か分からなくなる。
  • 計算式を消してしまう——行を挿入したときに合計のSUM範囲がずれ、金額が狂ったまま発行される。
  • 過去分を探せない——お客様から「去年の請求書を」と言われて出てこない。
  • PCが壊れると全部消える——バックアップを取っていないケースが非常に多い。

月に数枚なら十分に運用できますが、発行枚数が増えたら請求書ソフトや自動車整備システムへの移行を検討する段階です。

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